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治療例

デジタルの場合、削った歯とその対合歯を口腔内スキャナーでスキャニング(図1〜3)します。次に上下の歯を噛みしめた状態で、歯の外側をスキャニングすることで、嚙み合わせのデータ(図4)が得られます。そして、上下の歯の隙間が適切か、きれいに削れているかをパソコン上で確認します。もし問題がある場合には手直しし、その部分だけを再度スキャニングし、口腔内スキャナーのデータを技工士のパソコンに送信します(図5,6)。受信した口腔内スキャナーのデータを用いて技工士がデザインソフト上で歯の形態をデザインします(図7〜9)。ジルコニアの場合には、この後の焼成(シンタリング)の段階で20%収縮するため、20%大きい形態(図10)にしておく必要があります。そしてデザインが終わったデータをミリングマシンに送り、ジルコニアは無注水で、e.maxは注水下でミリングします(図11〜13)。削り出しが終わったセラミックはシンタリングファーネスに入れ、e.maxは最高温度850℃で57分間、ジルコニアは最高温度1560℃で3時間から6時間30分焼成します(図14)。最後に、細部の形態を整え、磨いて完成させるのは技工士の手仕事(図15)になります。


図1 口腔内スキャナーを用いて切削した歯をスキャニングしています。

図2 術者はモバイルモニターを見ながらスキャニングしています。初めはメガネ型のウェアラブルモニターを使用していましたが、利き目が塞がれるため、やめました。格好は良いですが(TдT)トランクルーム行きです。

図3 スキャニングの様子は、患者様が天井のモニターで見ることができます。

図4 上下の歯を噛みしめた状態で歯の外側をスキャニングすることで、嚙み合わせのデータを得ることができます。

図5 採得した口腔内スキャナーのデータを技工士のパソコンに送信します。

図6 口腔内スキャナーのデータは、3Shapeのクラウド上にも保存され、スマホからもケース内容を閲覧することができます。

図7 口腔内スキャナーのデータを用いてデザインソフト上で歯の形態をデザインします。

図8 技工士がパソコン上で歯の形態を選択しています。

図9 歯と歯が接触する強さや範囲をデザインしています。

図10 左右ともジルコニアを同じデザインデータで製作しています。右がミリング後の被せ物で、左が焼成(シンタリング)後の被せ物です。焼成(シンタリング)で20%収縮するため、デザインは20%大きい形態にしておく必要があります。

図11 ジルコニアのディスクをミリングマシンにセットしています。

図12 ジルコニアは無注水でミリングしています。

図13 e.maxは注水下でミリングします。

図14 ミリング終了後シンタリングファーネスに入れて焼成します。写真はe.maxを入れています。e.maxは焼成前には紫色をしていますが、焼成すると歯の色になります。

図15 細部の形態を整え、磨いて完成させるのは技工士の手仕事です。

CASE1


図1 術前:上顎の前歯8本にラミネート・ベニアが装着され、下顎はブリッジを含めて8本の被せ物がありました。笑った時に歯茎が見えるのを気にされていました。

図2 術前:まだ入れたばかりのラミネート・ベニアですが、自然な歯の形にすることと、できるだけ白い歯を希望されました。

図3 笑った時に歯茎が見える量を少なくし、歯の長さを自然に見える長さにするため歯冠延長手術を行いました。歯肉の切開を行っています。

図4 ピエゾサージェリーを用いて骨整形をしました。

図5 上顎の歯を削った正面観です。

図6 上顎の咬合面観です。

図7 下顎の歯を削った正面観です。上顎は仮の歯を入れています。

図8 下顎の咬合面観です。

図9 スキャニングする前には歯肉圧排を行っています。縫合用の糸を歯の辺縁の歯茎に入れて、歯肉を排除します。これにより歯の辺縁がきれいに出た状態でスキャニングすることができます。

図10 完成したオールジルコニアクラウンです。

図11 オールジルコニアクラウンに接着の処理剤を塗ります。

図12 歯にはボンディング剤を塗ります。

図13 青色の430〜480nmの波長の光重合器でボンディング剤を重合させます。

図14 オールジルコニアクラウンに接着剤を入れ、定位置に接着します。

図15 術後:笑っても歯茎は見えなくなりました。

図16 術後:自然な歯と歯茎の形になりました。まだ手術の痕は残っていますが3カ月ぐらいで治癒すると思います。

図17 術後:上顎の咬合面観です。

図18 術後:下顎の咬合面観です。

CASE2


図19 術前:金属の色が気になるので白くしたいという患者さんです。

図20 術後:e.maxを用いて1日でセラミック治療されました。歯が白くなり喜んで頂きました。

CASE3

41歳の女性の患者様はテトラサイクリンの着色歯で、1989年にポーセレンラミネートベニアで、治療されたそうです。担当の先生からも矯正治療が必要なことは説明されたのですが、早く白くしたかったので、矯正治療はしませんでした。この患者様の問題点は、歯並び、歯の色、歯周病、左上2番目の先天欠損でした。


Before1 正面から見た状態です。

After1 術後:正面から見た状態です。

Before2 術前:上顎の咬合面観です。

After2 術後:上顎の咬合面観です。

Before3 術前:下顎の咬合面観です。

After3 術後:下顎の咬合面観です。

Before4 左側の側面

After4 術後:左側の側面

Before5 右側の側面

After5 術後:右側の側面

治療は2年半ぐらいかかりました。左上の2番目の先天欠損はインプラント治療で回復しました。歯の色は「日本人の自然に見える色にしませんか?」とアドバイスしましたが、患者様は「歯の色に悩まされたので、真っ白な歯にして下さい。」とおっしゃいました。
歯を治療しただけですが、顔や表情までこんなにも変わるのかとびっくりしました。友人からは「しゃべると分かるけど、顔は別人みたい」と言われたそうです。



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